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中田輝義写真展 熊野の郷・雲より 作詩 中田輝義 画像 Tome館長

友人に誘われて『熊野の郷・雲』中田輝義写真展を見に、教育文化会館へ行ってきました。
中田輝義さんは、フリーのプロカメラマンとして雑誌等で活躍されていた方で、突然「筋無力症」と言う難病を患いながらも自宅の窓から撮り続けたモノクロ写真の「雲」がギャラリーを飾っていました。会場でお会いした中田輝義さんに図々しくも、頂いたパンフレットの詩を朗読させてほしいとお願いしましたら、嬉しいですとご返事を頂くことができました。お会いした印象はとても穏やかな笑顔の素敵な方でした。画像をどうしようかと思い、いつもながらTome館長さんの画像をお借りして、なんとか完成させることができました。



「熊野の郷・雲」札幌展によせて

ああ、雲の奴、気持ちよさそうに浮かんでいるなぁ~
あっちから流れてきてこっちの空に流れ去って行き
向こうの山からもくもくと沸き上がってきたあの雲は、天を衝く勢いだ
まるで大空に君臨する生きもののようだ

雲たちはひとつとして同じ形のものはいないし
ひとときとして同じところにとどまることもない
千変万化、自在無碍(むげ)として
万物は流転するのたとえそのものだ

それを見上げる僕は、過去にあったつらいことや悲しかったことを
今でも心のなかに引きずり、こだわり、捨てきれずに
同じところにとどまっているばかりの自分ではないのか

あの雲たちは、固執する心も執着する心も流し去って
つぎの新しいところに勇気をもって挑めば
きっと心も軽やかになって、生きていることがもっと楽しくなるよって
そんなことを教えてくれているんだろうか

あの雲の上はお日様の光り輝く天上界だ。その下に僕たちの地上界がある
雲はひょっとして、まばゆいばかりのお日様の熱光を
地上界にやわらかくして届けるフィルターの役割をしているんだろうか
いったん自分の身の内に光を取り込んで、熟(うれ)させて
この地上界の生きとし生けるあらゆる生きものに
やさしく遍照(へんじょう)を投げかけているんだろうか

きれいだなぁ~、うれしいなぁ~

僕は難病に冒され身体に障害を抱えつつ生きている
そんな境遇に負けずに今僕にできることを思いっきりやって生きていけば
僕はあの雲と同んじ、自由だ
四季折々、朝な夕な、変化する雲の表情、同じ風景は二度とない
人生も同じ、この一瞬一瞬を大切に生ききろう

ありがとう、雲さんたち

中田輝義 拝 2012・4・24 AM1:58 深夜記・再録

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by haru123fu | 2014-05-23 23:10 | 朗読・動画 | Comments(2)
Commented by curatortome at 2014-05-24 01:13
今日、私も雲を撮影しました。
空の表情を作るのは太陽と雲。
快晴の空は案外つまらない。

検索したら、この記事も載ってました。
Commented by haru123fu at 2014-05-24 02:03
♪♪ Tome館長さんへ
今日は暖かくてとても良い日でした。
そうですね。雲一つない空はやっぱりつまらないですよね。
個展会場は大通公園のすぐ近くでしたので、久しぶりに大通公園を、
ブラブラしてきました。
ライラックが満開で、とても綺麗でしたよ。大勢の人が芝生やベンチで
のんびりとくつろいでいました。

やっぱり、たまには外へ出かけてみるべきですね。
帰ってからは、やっぱり疲れて、そらと一緒にベッドでお昼寝しました。(笑)
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