空にぽっかり穴があいた。(10月11日午後4時58分)ゴロゴロドッカーン凄い雷と雨すぐ近くに落ちているような音。そして空を見ると、あ、空に穴があいていた。
私はいつものように、ホテルニューオータニでの理事会を済ませ、帰路を急ぎ札幌駅へと向かった。札幌駅前からのバスに乗るつもりでバス停まで来ると、なぜかそこに父がいた。「仕事、終わったのか?」と父が私に話しかけながら、大きな黒いカバンの中を探っている。「一緒に帰ろう?」と言うと、頷く。 そして、私と父はバスに乗る。だが、降りたところはまた札幌駅なのだ。それも地下道。 長いトンネルのように続き、先の方は暗く見えない。 私は父に「もう歩けないからエレベータを探そう。」と言う。 エレベータはすぐ見つかったが沢山の行列が出来ていた。 これではそう簡単に乗ることができないと判断した私と父は、また暗い地下道を先に向かって歩いた。 しかし、足が重たく先に進むのが容易ではない。あまりの足の重たさにもうムリだと思った瞬間目がさめた。 目が覚めると私の手足が、まるで電気でも流しているように強い痺れと痛みが私を襲っていた。 夢だったのだ。不可解な夢。夢だから不条理なのは当然なのだが、トンネルのような地下道はなんだったのか。 先が見えず真っ暗だった。 でも、となりに亡くなった父がいたので怖くはなかった。手足の痛みが強く歩けなくなっていった。 もしも、もう少し痛みにたえて歩けていたら、私は父と一緒にどこへ行ったのかと思う。 父と一緒に行くのは、あの世しかない。あの世は真っ暗な闇の世界なのだろうか。 父が迎えに来たのなら、真っ暗な闇の世界でもいい。足の痛みさえなければ父と一緒に行けたのだろうか。 目が覚めてからそんなことを考えていた。
by haru123fu
| 2011-10-14 08:35
| 今日のわたし
|
Comments(8)
Commented
by
harumimi1121 at 2011-10-14 10:13
わーっ、すごい空!
雨と雷の音は聞こえていたのですがガラス窓全部にビニールが張られていて 外の様子が全く見えなかったのでこんなんだったとは・・・。 きっとお父様がharuさんの事を心配して夢に現れたのかもしれませんね。 親っていつまでも子供の事を心配してるのですね。
0
この夢はもう、一つの作品として体裁を成していますね。
朗読でもよかったかも。 ところで、この写真は次に書こうとしている僕の作品とリンクしていますね。 「わおー」と言う感じでした。 どうリンクしているのかは作品が出来てからのお楽しみ。
Commented
by
もぐら
at 2011-10-14 15:47
x
Commented
by
haru123fu at 2011-10-14 17:37
Commented
by
haru123fu at 2011-10-14 17:43
♪♪ 海野久実さんへ
どんどん作品が生まれて凄いです。海野さんだったら、こんな私の ヘンテコな夢でも小説にできるのでしょうね。 あ、「おばあちゃんが死んだ」も私の夢から生まれたんでしたよね。(笑) 次の作品、できあがるのを楽しみにしています。 そうだ、「手首」あの短い時間の間に聴いてくれた人が結構いらしたようです。 2時間枠のサスペンスみたい。(笑)
Commented
by
haru123fu at 2011-10-14 18:07
♪♪ もぐらさんへ
いつも励ましをありがとう。 大好きな父でした。亡くなる前日まで車で出かけていたので、 本当に一瞬であの世に行ってしまいました。 できることなら私も一瞬でと思いますが、じわじわとやられています。
Commented
by
りんさん
at 2011-10-14 19:46
x
Commented
by
haru123fu at 2011-10-15 09:49
|
メモ帳
カテゴリ
検索
お気に入りブログ
外部リンク
最新のコメント
最新のトラックバック
ライフログ
タグ
以前の記事
2024年 03月 2024年 02月 2024年 01月 2023年 12月 2023年 11月 2023年 10月 2023年 09月 2023年 08月 2023年 07月 2023年 06月 more... ブログパーツ
最新の記事
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
ファン申請 |
||