<< 重い心 ありがとうはまほ(う)... 訴訟合戦 Tome文芸館 作 ... >>

クリスマスイブの夜

f0227323_21463363.jpg


クリスマスイブの夜、幼い兄妹が窓の外をみている。
外では雨が降っている。時には激しく、時には優しく。
お兄ちゃんが聴く。
「ねえ、ママお外は雨だよ。これじゃサンタさんが来てくれないよ。」
「えっ!お兄ちゃん、サンタさんは来ないの?」
「そうだよ、サンタさんはトナカイの引くそりで来るのさ。
だから、雪じゃなくちゃ来ることが出来ないのさ。」
「そんなの嫌だよ。」そう言うと妹は泣き出してしまった。

その時、時計が10時を打った。
ママが言った「二人とももうとっくに寝る時間が過ぎていますよ。
この雨は夜遅くなると雪に変わると天気予報で言っていたわ、
だから心配しないでもう寝なさいね。」

お兄ちゃんは仕方なしに、ママに促されて妹の手をつないで寝室へ向かった。
妹が聴く「お兄ちゃん雪にならないとサンタさんは本当にこないの?」
「ああ、そうだと思うよ。」
妹はまた泣き出したが、もう眠くて仕方が無かった。
ベッドに入ると、涙でぬれた頬のまま眠ってしまった。

けれどお兄ちゃんはまだ頑張って目を開けていた。
30分ほど頑張っていると、窓に当たる音が変わった。
飛び起きて窓を見ると、ママの言ったとおりに雨が雪に変わっていた。
白い雪が舞っていた。
それを見て、お兄ちゃんも安心してゆっくり眠ることが出来た。
翌朝には一面銀世界に変わった外と、ベッドにはクリスマスプレゼントが置かれていた。



[PR]
by haru123fu | 2017-11-27 21:56 | Comments(2)
Commented by curatortome at 2017-11-28 09:53
思い出:目が覚めて枕もとにあったのは、コッペパンとバナナだった。
Commented by haru123fu at 2017-11-28 13:33
♪♪ Tome館長さんへ
当時のバナナは、高級品でしたよね。
私は、何をプレゼントにもらったか記憶が。。。(*_*;
<< 重い心 ありがとうはまほ(う)... 訴訟合戦 Tome文芸館 作 ... >>